先日、次男(ASD・6歳)の就学時健診に行ってきました。「うちの子、ちゃんと受けられるかな」「パニックになったらどうしよう」と、直前まで不安だった方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。今日は、当日の流れと次男の様子、そして事前にやっておいてよかったことを、実体験で書いてみようと思います。
就学時健診、当日の流れ
会場は、次男が通うことになる小学校でした。流れはこんな感じです。
まず、幼稚園ごとに受付をします。このとき、事前に家庭で記入しておいた問診票を渡します。アレルギーや、配慮してほしいことがないかを書く問診票です。
受付が済んだ子から体育館に移動して、15名くらいずつのグループに分けられ、座って待機します。ここから親子は別行動。親は別室の説明会に、子どもは検査に進みました。
問診票には、特性と「こうしてもらえるとうまくいく」を書いた
うちの場合、問診票には次男の特性と、どのように配慮してもらうとうまくいくかを書きました。
ただ、それ以前に学校見学に申し込んで、次男の特性のことや、支援級に進むか迷っている経緯も、学校側に相談済みでした。診断結果も渡して、共有してあります。(支援級か通常級かで悩んで見学に行った話は、こちらに書いています。)
事前に学校と情報を共有できていたので、当日は「先生たちはもう次男のことを知ってくれている」という安心感がありました。就学時健診の前に、学校見学や相談ができるなら、早めに動いておくのはおすすめです。
当日の次男の様子
次男は、最初は緊張して顔がこわばっていました。でも、グループの中に、同じ幼稚園で同じクラスだったことのある子がいて、その子が隣に座ってくれたのです。それだけでほっとした表情になりました。
少し離れたところで親が待機していて、最初のうちは子どもの様子が見える場所にいたので、次男は私のほうを見て手を振ってきたりしていました。そのうち場に慣れてきて、前後の子となにやらにこにこ笑っておしゃべりを始めて、その場から離れることなく待機できていました。私もほっとしました。
ほかの子を見ると、ママと離れて不安で大泣きしている子や、ママのところに戻ってきてしまう子も数名いました。でも、先生方は慣れた様子で対応してくださっていたので、「ここでちゃんとできるかな」と、あまり不安になりすぎなくても大丈夫だと思います。
事前の準備:先の予定を、早めに伝えておいた
次男は、先の予定を知っておきたいタイプです。なので、数日前から、こんなふうに話していました。
「今度同じ小学校の一年生になるみんなが集まって、目、耳、歯の検査と、あとお勉強をちょっとだけみんなでやるからね。他の幼稚園のお友達もたくさんいるから、仲良くできたらいいね」
このとき、親子は別々になることも、あらかじめ伝えておきました。
ちなみに、幼稚園でも前日に担任の先生から、就学前検診の簡単な内容のお話があったそうです(次男が教えてくれました)。そのおかげで、子どもたちもなんとなく様子を想像できていたと思います。
「人の多さ」も、事前に伝えておくといいかも
もうひとつ、伝えておいてよかったと思うのが、人数のことです。次男の幼稚園の年長は、15人のクラスが3つで45人。一方、来年の小学校の一年生は、30人のクラスが3つの90人の予定だそうです。
単純に考えても、いつも過ごしている人数の倍が集まるわけです。人の多さに不安になったり、落ち着かなくなったりすることもあるかもしれません。「いつもよりたくさんの子が来るよ」と、事前に伝えておくと安心につながると思います。
結果はどうなるの?
内科、眼科、歯科の検診と、聴力検査の結果は、当日すぐに教えてもらえました。
一方、知能検査(心理・発達の検査)については、私たち保護者に開示されるものはありませんでした。クラス分けや、入学後の指導の参考にされるものだそうです。「結果がわからない」ことに、少しもやもやする方もいるかもしれませんが、そういう扱いなのだと知っておくと気持ちが楽になります。
次男は以前、病院でWISC(発達検査)も受けています。そのときの結果や、そこから考えた就学準備のことは、こちらの記事にまとめています。
親の説明会で聞いた話
親が参加した説明会では、主に「小学校入学までにしておいてほしいこと」についてのお話がありました。
勉強は入学してからやるので、今は焦らなくて大丈夫。ただ、学習するには「意欲」がとても大切で、それは新しいことや、不思議だなと思うことに興味を持つ気持ちのこと。そういった心の動きを、ぜひ家庭で大切に育んでほしい、という内容でした。
この話を聞いて、肩の力が抜けた気がします。ひらがなや計算を先取りさせなきゃ、と焦るより、「なんでだろう?」「やってみたい」という気持ちを大事にすればいいんだ、と。(家庭学習の教材のことは、こちらにも書いています。)
帰ってきた次男は
検査を終えて戻ってきた次男は、目をまんまるにして、笑顔でした。
「みんなでお勉強、楽しかった!」「知らない子としゃべった!」
小学校の教室もちらっと覗けたようで、幼稚園より大きな図書館や教室にわくわくして、「小学校、楽しみ!」と言っていました。その言葉を聞いて、心からほっとしました。
まとめ
ASDの次男の就学時健診は、事前に学校と情報を共有できていたことと、先の予定を早めに伝えておいたことで、思っていたよりずっと穏やかに過ごせました。もちろん、どの子もうちの次男のようにいくとは限りません。でも、当日に不安で泣いてしまう子がいても、先生方は慣れていて、ちゃんと対応してくださいます。
もし今、「就学時健診、うちの子は大丈夫かな」と心配している方がいたら、「事前に伝えておくこと」と「人の多さへの心構え」だけでも、試してみてもらえたらうれしいです。
うちの凸凹家族、今日もなんとかなってます。


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