得意と苦手の差、46。次男のWISC結果と就学準備のヒント〜心理士さんに教わったこと〜

子育て

次男(ASD・6歳)の発達検査、WISC(ウィスク)の結果を聞きに行ってきました。今日は、その結果と、就学に向けて心理士さんからいただいたアドバイスについて、書いてみようと思います。

WISCで分かる、5つの力

WISCという検査では、「言語理解」「視空間」「流動性推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」という5つの項目について、それぞれの力がIQという数値で分かります。得意・不得意のバランスを見る検査、というとイメージしやすいでしょうか。

次男の結果:得意と苦手の差、46

次男の結果は、視空間(形や位置、空間の関係を正しく捉える力)が122で「非常に高い」。一方で、言語理解が76で「非常に低い」という結果でした。その差、46。流動性推理と処理速度は、どちらも平均的な数値でした。

得意なことと苦手なことの差が非常に大きい、典型的な凸凹のあるASDの結果、と言われました。視空間の力はずば抜けていて、図形や積み木、パズルのような視覚的な情報を扱う課題では、優れた力を発揮していたそうです。見て理解する、視覚的な情報から考える、というのは次男の大きな強みなんだと分かりました。

数字だけでは分からない、言語理解の本当の姿

一番低かった言語理解について、心理士さんから興味深いフィードバックをもらいました。検査中のやり取りや指示の理解は適切で、言葉そのものを理解する力は十分に備わっていると考えられるそうです。

ただ、自分の考えを言葉で説明することには慎重な様子があり、自信が持てないときには答えが短くなったり、「分からない」と諦めてしまう様子があったとのこと。そのため、本来の力よりも、数値はやや低めに出ているのではないか、という見立てでした。

数字だけを見ると「言葉の理解が苦手な子」と単純に捉えてしまいそうになりますが、その裏には「間違えたくない」「自信が持てないと言葉が出てこない」という、次男なりの慎重さがあったんだと分かり、少し見え方が変わりました。とはいえ、抽象的な言葉や概念を理解したり、言葉で表現したりすることには、まだ難しさがあるようで、サポートが必要な部分だと思っています。

「見通し」があるかどうかで、安心感が変わる

心理士さんから、検査中の様子も踏まえたアドバイスをもらいました。活動内容や手順、ルールが明確に示されていて「何をすればいいか」が分かりやすい場面では、落ち着いて取り組める。一方で、自由な発想を求められる場面や、予定変更、初めての活動のような見通しが立ちにくい状況では、不安が強くなりやすい、とのことでした。

一生懸命に取り組もうとする姿勢は次男の強みだけれど、頑張りすぎたり、無理をしてしまうこともあるとのこと。安心できる環境の中で、自分の気持ちや考えを無理のない方法で伝えられる経験を積み重ねることが、自信や安心感につながっていく、という言葉が印象に残りました。

就学に向けて、教えてもらったサポートのヒント

今後の学校生活を想定して、具体的なサポートのヒントもいくつか教えてもらいました。同じように就学を控えているご家庭の参考になればと思い、共有します。

活動内容や一日の流れを事前に伝えて、「いつまで」「どこまで」という見通しを持てるようにすること。予定変更があるときは、理由を具体的に説明して、気持ちを切り替える時間を確保すること。指示は短く具体的な言葉で伝えて、見本やイラスト、写真など、視覚的な手がかりを併用すること。曖昧な表現や比喩ではなく、具体的で分かりやすい言葉を使うこと。

発言を急かすのではなく、「はい・いいえ」で答えられる質問や選択肢を用意するなど、答えやすい方法を取り入れること。必要に応じて、絵カードや指差しなど、言葉以外の方法でも気持ちを表現できるようにすること。グループ活動では役割を明確に伝えること。教室の刺激が多くて疲れやすいときは、静かに過ごせる場所や、信頼できる大人と一対一で気持ちを整理できる時間を用意すること。

どれも、次男だけでなく、見通しの立ちにくさに不安を感じやすい子には共通して役立ちそうなヒントだと感じました。

まとめ

数字で見る次男の凸凹は、想像していた以上にはっきりしたものでした。でも、その数字の裏側にある「本当はこう感じている」という部分まで教えてもらえたことで、次男という子のことが、また少し深く分かった気がします。

これから支援級の見学や、就学に向けた準備を進めていきます。今回もらったヒントを、これからの選択にしっかり活かしていきたいと思います。

同じように就学を控えているご家庭に、少しでも届けばうれしいです。

うちの凸凹家族、今日もなんとかなってます。

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