夫(ADHD・ASD併存)は、楽しいはずの予定が入ると、なぜか憂鬱になってしまいます。友達と遊ぶ約束や旅行の予約など、決まった瞬間はうれしいはずなのに、そこから日が近づくにつれて、だんだん元気がなくなっていくんです。今日は、そんな夫の様子について書いてみようと思います。
「会いたくないわけじゃない、でも憂鬱になる」
友達に会いたくないわけでも、旅行に行きたくないわけでもありません。むしろ「会いたいな」「楽しみだな」と思って約束をするんです。それなのに、予定が決まった瞬間から、だんだん不安になり、憂鬱になり、面倒になっていくそうです。「楽しいのかな」「時間に間に合うかな」「何時に帰れるかな」「疲れないかな」と、先のことがどんどん不安になっていく。その日が近づくにつれて元気がなくなり、ため息をつくようになります。
前日にしか、準備ができない
この憂鬱さのせいで、旅行の準備を前もってしておくことが、夫にはなかなかできません。たとえ海外旅行でも、準備を始めるのは前日から。旅行の計画を立てること自体もしんどいようで、当日や旅先のホテルで、観光する場所をその場で探し始めることもよくあります。友達との約束で出かけるときも、待ち合わせ場所までの行き方すら、直前にならないと調べられないようです。
出かけてしまえば、ちゃんと楽しめる
不思議なのは、実際に出かけてしまえば、不安はすっと解消されて、楽しいスイッチが入ることです。旅行先でも、友達との時間でも、ちゃんと楽しんでいる姿があります。とにかく「先に予定が入ってしまうこと」そのものが、夫にとって大きな負担になっているようなんです。
季節の変わり目さえ、不安になる
この傾向は、旅行や約束だけにとどまりません。季節が変わることさえ、夫には不安なようで、季節の変わり目は「次の季節が来ること」自体が嫌で、落ち込みやすくなります。ただ、いざその季節に入ってしまうと、しっかり適応して満喫して過ごしています。「この先、何かが変わる」という予感そのものが、夫にとっては一番負担になるものなのかもしれません。
次男にも重なる、「見通しの不安」
この話、実は次男(ASD・6歳)とも重なる部分があります。先日の就学相談会でも、次男は見通しが立たない状況で不安が強くなりやすいと、心理士さんから指摘されました。予定変更や初めての活動のような「この先どうなるか分からない」場面が、次男にとっても大きな負担になるようなんです。夫も次男も、形は違っても、根っこには同じような「先の見えなさへの不安」があるのかもしれないと感じています。
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最初は理解できなかった、私自身の気持ち
正直に言うと、私も最初はこの様子をうまく理解できませんでした。「行きたくないなら、約束しなきゃいいじゃん」と純粋に思っていましたし、自分との約束や旅行でさえ夫が憂鬱そうにしているのを見ると、傷ついたし、「どういうこと?」と腹が立つこともありました。
でも今は、少し違う見方ができるようになりました。先の予定が入ると、「楽しまなきゃ」「時間を守らなきゃ」「完璧にこなさなきゃ」という思いに縛られて、本人が苦しくなってしまうのだと理解できるようになったんです。本人もしんどいのだと思います。それでも、本人も周りも「そういうものなんだ」と理解して受け入れてあげることで、余計に傷つけ合わずに、お互い少し肩の力が抜けるのではないかと感じています。
夫がたどり着いた、自分なりの対処法
夫は、自分にこういう傾向があることを、まず自分自身で認めています。そのうえで、「不安に感じても、毎回自分は無事に乗り越えて過ごすことができているから、今回も大丈夫」と自分に言い聞かせることで対処しているようです。また、その不安な気持ちを周りに話して吐き出すことで、少し楽になっているとも話していました。
「そういうものだ」と受け入れること
友達との約束を面倒くさがったり、憂鬱になったりすることに、罪悪感を感じたり、「だめなことだ」と否定したりしないこと。夫を身近で見ていて、そういうものなんだと、ただ受け入れることが一番大切なんだろうなと感じています。頑張って克服しようとするより、「そういう特性がある自分」として付き合っていく方が、結局は本人にとっても楽なのかもしれません。
まとめ
楽しみにしているはずの予定で、憂鬱になってしまう。一見矛盾しているようですが、本人の中ではちゃんと筋が通っているんだと、話を聞くたびに感じます。同じように、パートナーやお子さんの「楽しみなのに気が重くなる」様子に心当たりのある方に、届けばうれしいです。
うちの凸凹家族、今日もなんとかなってます。


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