ASDの子が『ママのせいだよ!』と怒った朝。先回りしすぎていた私の2つの後悔

子育て

今朝、次男(ASD・6歳)が幼稚園に着いて、靴をシューズに履き替えようとしたときのことです。次男が、間違えてサンダルを履いてきてしまったことに気がつきました。幼稚園は、サンダル禁止です。

完璧主義の次男は、顔面蒼白の大パニック。その場で私がとった行動について、後悔したことが2つありました。忘れないうちに、書き残しておこうと思います。

後悔その1:「ママのせいだよ!」と言われて、動揺した

次男は、パニックのまま、こう言ってきました。

「ママ、これどうするの!? ママのせいだよ!」

玄関で、自分でサンダルを選んで、自分で履いてきたのに。自分がした失敗を、他人のせいにする思考に、最初は「これはやばいやつだぞ…」と驚いて、動揺しました。

でも、少し冷静になって、「なぜそんな思考になるんだろう」と考えてみました。そこで思い当たったのが、普段から、私が子どもの世話を焼きすぎていることです。

先回りの準備が、自分事にする機会を奪っていたのかも

発達障害だから、きっと難しいだろうから、と、どこかで私自身が「この子にはできないだろう」とレッテルを貼っていたのかもしれません。

次の日に着る服を決めるのも、ハンカチや靴下を出すのも、私が、翌日の天気や行事の予定を見ながら、先回りして準備していました。靴も、天気予報が雨なら、長靴を靴箱から出して置いておく、といった具合です。

これは、一見、親切に見えます。でも、子どもにとっては、あまりよくない関わり方だったのではないかと、今は思っています。自分のことを自分で考えて、自分で用意する機会を、奪っていたことになるからです。

自分で準備をして、成功も失敗も「自分のこと」として受け止める経験をしていないと、いつもママがやってくれていることなので、自分事として受け取れません。だから、自分でいつもと違う靴を履いてきても、「ママが教えてくれなかった」「ママがちゃんと運動靴を準備してなかった」という思考になるのではないか。そう考えました。

(これは、あくまで私の考えです。以前、次男の癇癪を「先回りして防ぐこと」について悩んだ話は、こちらの記事にも書いています。)

後悔その2:「そのままでいいよ、行きな!」だけで終わらせた

もう一つの後悔は、「もう時間もないし、そのままでいいよ、行きな!」とだけ言ってしまったことです。

登園時間ギリギリで、履き替えに家へ戻る時間はありませんでした。雨もひどかったので、今日はきっと外で遊ぶこともなく、運動靴は必要ないだろう、と私は判断しました。でも、それを次男には伝えずに、「大丈夫だから、行きな」とだけ言ってしまったのです。

次男は、それが大丈夫なことなのか、大したことではないのか、分からないまま、放り出された気分だったのだと思います。失敗してしまったことが、取り返しのつかない、大変なことをしてしまったかのように感じてしまったようです。後から先生に聞いたところ、教室に着いてからも、黙って泣きながら、しばらく落ち込んでいたそうです。

とっさの判断は、経験の積み重ねでできるようになっていくものです。だから、「大丈夫だと思う理由」を、一言伝えて、安心させてあげればよかったな、と思いました。(「理由を伝えること」の大切さは、火災報知器の話でも感じました。)

それでも、うれしかったこと

先生に、落ち込んでいる理由を聞かれたとき、次男は、自分から「靴を間違えちゃった」と伝えられたそうです。困ったときに、SOSが出せたんだな、と少しほっとしました。

失敗を恐れる性格の次男にとって、今日の失敗は、いい経験になったと思います。

帰ってきてから、二人で話した「失敗の成功体験」

幼稚園から帰ってきた次男と、こんな話をしました。

「失敗してもいいんだよ。失敗しても、なんとかなったよね。一人で『失敗しちゃった』って落ち込まないで、困ったら『失敗しちゃった、どうしよう』って、先生やお友達に相談したら、絶対なんとかなるから大丈夫だよ。今日も、なんとかなったもんね」

失敗しても、なんとかなった。その経験を、二人でしっかり言葉にして話しました。

これから、変えていきたいこと

これからは、翌日の準備を自分でするとか、小さなことから、自分で考えて、自分で選んで、自分で準備する機会を、少しずつ次男に渡していけたらと思っています。もちろん、すぐにはうまくいかないと思いますし、手伝いが必要なところは、これからも手伝います。大切なのは、全部やめることではなくて、少しずつ「渡していく」ことなのだと、今日の失敗で気づきました。

まとめ

「ママのせいだよ!」と言われたときは驚きましたが、その背景には、私の先回りがあったのかもしれません。そして、とっさの場面でも、理由を一言添えるだけで、子どもの受け止め方は変わるはずです。

同じように、お子さんの言葉に動揺した経験のある方に、少しでも届けばうれしいです。

うちの凸凹家族、今日もなんとかなってます。

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