もうすぐ夏休みですね。この時期、世のお母さんたちの間で必ず出る話題があります。「毎日の昼ごはん、どうしよう」。
わが家にも、その季節がやってきました。ただ、うちの場合はちょっと事情が特別です。ASDの次男(6歳)は、極度の偏食。給食で食べられるものは、白米と牛乳。以上です。メニューのバリエーションという概念が……ない!
今日は、そんな偏食っ子と迎える初めての長い夏休みを前に、わが家の「乗り切り作戦(予定)」を書いてみます。
「今日は給食ある?」と毎朝聞く次男
次男は毎朝、決まってこう聞いてきます。「今日は給食ある?」。
早帰りの日だと伝えると、「やったあ、給食ない〜!」と大喜び。最初は「のんきだなあ」と笑っていたのですが、あるとき次男がぽつりと教えてくれたことがあります。
「みんなは食べられるのに、ぼくは食べられないから、いやなんだ」
彼なりに、まわりのお友達と自分を比べて、苦しんでいたんですね。6歳の心の中で、毎日そんな気持ちと戦っていたのかと思うと、胸が痛みました。
偏食は「わがまま」でも「しつけの失敗」でもなくて、本人が一番困っている。これは何度でも書いておきたいと思います。給食との付き合い方については、以前こちらの記事にも書きました。
【内部リンク:偏食&給食の記事はこちら】
給食がない夏休みは、実は「チャンス」かもしれない
親にとって、夏休みの昼ごはんは正直、負担です。でも見方を変えると、次男にとって夏休みは「食べられないプレッシャーのない40日間」なんですよね。
家なら、誰とも比べられません。「みんなは食べられるのに」と落ち込む場面がそもそもない。安心して、自分のペースで食卓につけます。
だから今年の夏休みは、「食べる練習をがんばる期間」ではなく「食の安心を取り戻す期間」にしようと決めました。目標を下げたのではなく、目標を変えた、という気持ちです。
わが家の乗り切り作戦(あくまで予定)
作戦1:白米は次男用にきちんと確保
ベースは変えません。次男には「必ず食べられるものがある」という安心が何より大事。挑戦は、安全基地があってこそです。
作戦2:みんなのメニューの「かけら」を置いてみる
家族が焼きそばの日は、味付け前の麺だけを次男のお皿にちょこん。サンドウィッチの日は、パンだけをちょこん。……それはただのパンでは?というツッコミは、なしでお願いします(笑)。
狙いは「食べさせること」ではなく、「一緒に同じもの食べたね」という共有体験です。食べられたら次男の自信になるし、食べなくても白米があるから大丈夫。そして親も、次男のための特別メニューに頭を悩ませなくていい。全員にやさしい作戦だと自負しています。
作戦3:こっそりチャレンジは、見て見ぬふり
次男は、長男がおいしそうに食べているものが気になるらしく、「それ、おいしいの?」と聞くことがあります。そしてある日、誰も見ていないところで、こっそり少しだけかじっていたのです。
母は、ばっちり見ていましたよ(笑)。でも、知らないふりをしました。
たぶん次男は、食べてみて口に合わなかったとき、「食べられるじゃん!」と言われるのが嫌なんだと思うんです。期待をかけられた瞬間、挑戦は挑戦じゃなくてテストになってしまう。だからわが家では、こっそりチャレンジには気づかないのがルール。挑戦は本人のペースで、静かに。
作戦4:栄養は牛乳に頼ると割り切る
栄養バランスを本気で考え出すと、親のほうが苦しくなります。夏休みの間は「牛乳が飲めるだけありがたい」と割り切ることにしました。もちろん栄養面で心配が大きい場合は、かかりつけの先生や園に相談するのが安心だと思います。わが家も定期的に相談しながら進めています。
ちなみに、昼ごはんのあとの長い午後は、次男が大好きなLaQタイムです。おうち時間の過ごし方については、こちらの記事に書きました。
【内部リンク:LaQの記事はこちら】
まとめ:食卓は戦場じゃなくていい
正直に言うと、栄養の心配が消えたわけではありません。白米と牛乳の食卓を前に、ため息をつく日もあると思います。
でも、夏休みくらい、食卓が戦場じゃなくてもいい。「一緒に同じもの食べたね」がひとつでも増えたら、それはもう大成功。タイトルに「(予定)」と付けたのは、夏休みが終わったら結果報告を書くつもりだからです。作戦がうまくいったのか、玉砕したのか、またご報告しますね。
同じように悩む方に届けばうれしいです。
うちの凸凹家族、今日もなんとかなってます。


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