「自分の子供を愛しているのが当たり前」
「子供のためなら自己犠牲できるのが親」
私もそう思っていました。
でも、夫はそう思っていない。
初めてその言葉を聞いた時、どん底に突き落とされた気持ちでした。
「私たちは愛されていないんだ」
でも今は、少し違う見方ができるようになりました。
今日は、ASD夫の子育てと、どう向き合ってきたかを書きます。
夫が子育てに関われない場面
① 宿題を教えられない
「なぜこんな問題ができないのか分からない」
夫は、子供が宿題でつまずく理由が理解できない。
分からないと、子供に腹が立ったり、がっかりしてしまう。
だから、教えられない。
② 学校行事での様子
学校行事には来ます。
でも、我が子を見るのを楽しみにしている感じではない。
見にくかったらすぐに諦めてその場を去る。
だいたいいつも、グイグイくる他の子の親たちにイライラしています。
③ 子供と遊べる時と遊べない時がある
子供たちも自分もやる気になっている時は遊べます。
でも、子供がちょっとでも泣いたり、できないと言ったり、やる気のない態度をとると、途端に不愉快になってしまう。
子供のペースに合わせることが難しいようです。
④ 長男が泣いても対応できない
長男が泣くと、夫は冷ややかな顔になります。
かわいそう、心配、という感情より「うるさい」「うっとおしい」と感じてしまうらしく、泣いても何も対処せずに無視をしています。
これが一番困っていることです。
夫なりに関われていること
① 一緒にテレビゲーム
子供たちと一緒にゲームをして楽しんでいます。
「パパはゲームが強い」と子供たちも思っていて、一緒にやりたいと言っています。
ママにはできない、パパならではの楽しみです。
② 公園での鬼ごっこ
体を使った遊びで楽しませてくれます。
ママにはできない遊び方をしてくれる。
③ 子供の疑問に答えてくれる
物知りなので、子供の疑問にたくさん答えてくれます。
分からないことは一緒に調べてくれる。
そして、子供たちに見せてあげたい本を検索していたり、連れて行ったら喜びそうな場所を調べていたりする。
子供たちの知らないところで、こっそり。
一番困っていること:長男との関係
次男のことは、動物的なかわいらしさでかわいがっています。
でも、長男との関係が一番困っています。
長男はADHD気質で落ち着きがなく、繊細。
人一倍優しいけど、自分に自信がなくて消極的。
物事に執着するところもあって、後先考えずに今の楽しみを優先してあとから泣くこともある。
そんな長男を見ると、夫はイライラしてしまうそう。
ついきつい言い方をして、長男は固まってしまう。
夫と長男の関係は、これからも心配しています。
衝撃だった夫の言葉
「自分の子供だから愛しているのが当たり前とか、子供のために自己犠牲できるとか、そういう考えは持っていない」
初めてその言葉を聞いた時、どん底に突き落とされた気持ちでした。
「私たちは愛されていないんだ」
でも、夫はこうも言いました。
「愛していないとは言っていない」
夫の脳の仕組みを理解して、見方が変わった
夫は、0か100でしか物事を考えられない。
普通の人が「70%でOK」ととらえるものも、「70%なら0%も一緒だ」ととらえてしまう。
完璧でないと、言えない。
だから「無条件に愛している」とは言えなかった。
でも、裏を返せば。
完璧でないことには嘘がつけない。だから、とても信頼できる人間だ。
私だって、子供が大切と言いながら、自分を優先することはたくさんある。
でも、それを無意識に隠して、自分を高く評価している。
どちらが正直なのか、考えさせられました。
間違った期待が、夫を苦しめていた
以前は、こう思っていました。
「パパなんだから、こうするのが普通」
「もっと関心を持って子育てに参加してほしい」
でも、それは私の押し付けだったと気づきました。
脳の構造的に、そのように感じられない人もいる。
抽象的な要望は通じない。
「察して」も通じない。
要望があるなら、個別具体的に伝えないといけない。
それを知ってから、夫への向き合い方が変わりました。
今、どう向き合っているか
「愛してください」とは求めない。
「パパなんだからこうするのが普通」とは言わない。
それは私の押し付けになると感じたから。
その代わり、こう思うようにしました。
共感できなくても、理解して認め合える道を見つけていきたい。
違いを認めて、受け入れて、お互いのできることとできないことを分け合って、助け合っていく。
子供にも伝えること
長男とは、よくASDやADHDの話をします。
パパのこと、次男のこと、長男自身のこと。
「だからパパはこういう時、そういう態度をとるんだね」
そう理解できると、子供自身も安心できます。
長男は他人や自分への理解を深めて、とても成長していると感じています。
子供が小学校高学年くらいになったら、パパの性質の話を丁寧に話してあげるといいと思います。
同じように悩んでいる人へ
ASDのパートナーの考えや行動が理解できないかもしれない。
がっかりすることや、共感されないことでさみしさを感じることもあるかもしれない。
でも、きっと理由があります。
そう感じることが難しいという構造の問題があったり、
一般的にはいいとされているのは分かっているけど、どうしてもできない理由があったり。
もしこれからもパートナーと過ごしていきたいなら。
違いを認めて、受け入れて、お互いのできることとできないことを分け合って、助け合っていきましょう。
まとめ
ASD夫が子育てに関われない場面:
- 宿題を教えられない
- 子供のペースに合わせられない
- 長男が泣いても対応できない
でも夫なりに関われていること:
- 一緒にゲーム
- 体を使った遊び
- 子供の疑問に答える
- こっそり子供のために調べてくれる
間違った期待をやめたら、楽になった。
共感できなくても、理解して認め合える道を見つけていく。
子供にもパパの性質を丁寧に伝える。
同じように悩んでいる人へ。
違いを認めて、助け合っていきましょう。

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