「定期受診をやめて、必要受診に変えましょうか」
先生からそう言われた瞬間、頭が真っ白になりました。
現在6歳の次男(ASD)が3歳から通い続けている発達外来。
2〜3ヶ月に1回の定期受診が、私たち家族の命綱でした。
次男の困りごと、長男のこと、夫のこと、家族の関わり方。
すべてを相談できる場所。
それが突然、「もう来なくていいです」と言われた。
困ってるのに、追い出される。
なぜ?
相談支援専門員さんに話を聞いて、その裏に隠された「仕組みの問題」が見えてきました。
今日は、発達障害の子を持つ親なら誰もが直面するかもしれない、この問題について書きます。
次男が通っていた病院の仕組み
次男が通っていたのは、市が委託している発達センターの診療所です。
実際の運営は社会福祉法人(非営利法人)が行っています。
完全な市役所直営ではなく、市と連携している非営利法人による運営に近いイメージ。
ここでは、発達に関する診察や療育を行う医療部門があります。
初診待機が何百人もいる
私も初診にこぎつけるまでに1年かかりました。
それくらい、ここは予約が取れない。
初診待機が何百人もいるそうです。
3歳から通い続けた定期受診
現在6歳の次男は、3歳からここに通い始めました。
最初は2ヶ月に1回、途中から3ヶ月に1回のペースで定期受診。
診察で相談していたこと
- 次男本人の困りごとと、その変化
- 特性を持つ他の家族の様子(ADHDグレーゾーンでHSPの長男、ADHDとASDを併せ持つ夫)
- 家族間の関わりでの困りごと(長男と夫の相性が悪い、長男が次男に振り回される等)
- 園での様子(集団生活や友達関係)
- 習い事での様子と変化
次男だけじゃなく、家族全体を診てもらっていました。
だから、ここが私たちの命綱だったんです。
突然の「卒業」宣告
つい最近の通院で、先生からこう言われました。
「困ってはいるみたいだけど、幼稚園には通えているみたいだし、定期受診をやめて今後は必要だと思った時だけ予約する必要受診に変えましょう」
え?
ちょっと待ってください。
困ってるんです。
最近、2〜3歳の頃の癇癪がまた戻ってきたように感じています。
私がフルタイムで働くようになってから、次男の様子がまた不安定になってきたんです。
今、一番相談したい時期なのに。
「え…💦ちょっと待ってください…!不安なのでそれは困ります💦」
私は慌てて伝えました。
「そうですか…じゃあ、夏休み前までに1回発達検査して、その結果を持って(来年の小学校入学に向けて)夏休みに教頭先生と面談してもらって、入学前にもう一度診察して卒業ってことにしましょうか」
「え…。そうなんですか…?」
「ではそろそろお時間なので。お疲れさまでした」
診察は終わりました。
命綱を外されたような感覚。
なぜ、困ってるのに追い出されるんだろう?
相談支援専門員さんから聞いた「裏事情」
診察後、次男の相談支援専門員さんにこの話をしました。
そこで初めて知った、病院の裏事情。
非営利法人だから、利益を上げられない
次男が通っている診療所は、非営利法人が運営しています。
非営利法人は、利益を上げてはいけない仕組み。
でも、診察をすればするほど、運営コストがかかる。
初診待機が数百人いるから、患者を減らそうとしている
初診を待っている人が何百人もいる。
でも、今通っている患者を診続けていたら、新しい患者を受け入れられない。
だから、今通っている患者を「卒業」させて、新しい患者を受け入れる。
そういう方針になっているそうです。
これっておかしくないですか?
困ってる人が、追い出される。
わらをもつかむ思いで通っている人たちが、「もう大丈夫でしょ」と切り捨てられる。
初診待ちが何百人いるのに、なぜ追い出すのか
初診を待っている人が困っているのはわかる。
でも、今通っている人も困ってるんです。
「幼稚園に通えてるから大丈夫」
そんな基準で判断されたら、ほとんどの子が「卒業」になってしまう。
必要な支援を、必要としている人が受けられない
発達障害の子を育てるのは、長期戦です。
幼稚園に通えていても、小学校で困るかもしれない。
癇癪が落ち着いても、また不安定になるかもしれない。
継続的な支援が必要なのに、「もう来なくていい」と言われる。
これは本当におかしいと思います。
転院を決めた理由
私は、転院することにしました。
転院先は、民間のメンタルクリニックです。
なぜ民間クリニックを選んだのか
① 継続的に診てもらえる
民間クリニックは、「卒業」させる必要がありません。
必要な限り、ずっと診てもらえます。
② 小児の待機が比較的短い
市の診療所ほど混んでいないので、比較的早く予約が取れます。
③ 長期フォローがある
「卒業」ではなく、長期的にフォローしてもらえる体制があります。
親子で通えることが決め手
このクリニックは、親子で通えます。
実は、私自身も限界を感じていました。
凸凹家族との関わり方、日々の生活や仕事で忙しくて、いっぱいいっぱい。
たまに限界を感じる。
でも、自分一人のために通院するのはハードルが高い。
次男と一緒なら、自分の相談もしやすい。
そう思って、このクリニックを選びました。
一度行ったことがあるのですが、先生はとても優しく、話をよく聞いてくれる方でした。
だから、安心しています。
同じように悩んでいる親へ
「定期受診が打ち切られそう」
「困ってるのに、追い出されそう」
そんな不安を抱えている親は、私だけじゃないと思います。
転院も選択肢の一つ
市の診療所や発達センターが合わなければ、民間クリニックも検討してみてください。
「ずっとここに通わなきゃ」って思い込む必要はありません。
自分たち家族に合う場所を、選んでいい。
親のメンタルケアも大事
子供のことで精一杯になって、自分のことは後回し。
でも、親が倒れたら、子供を支えられません。
自分のメンタルも、守ってください。
まとめ
発達障害の定期受診が突然打ち切りになった理由。
それは、非営利法人の仕組みと、初診待機の多さによるものでした。
困ってる人が、追い出される。
必要な支援を、必要としている人が受けられない。
この仕組みは、本当におかしいと思います。
でも、私たち親にできることは、自分たち家族に合う場所を探すこと。
転院も、選択肢の一つです。
同じように悩んでいるママ、一緒に頑張りましょうね。


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