支援級か通常級か。次男の就学先を決めた見学のポイントと判断基準

子育て

先日、次男(ASD・6歳)の就学に向けた学校見学に行ってきました。支援級と通常級、両方をじっくり見せてもらって、悩みに悩んだ末、就学先を決めることができました。今日は、その経緯を書いてみようと思います。

支援級と通常級、それぞれの規模の違い

見学先の小学校の支援級は、情緒のクラスが2つ、知的のクラスが1つ、身体障害のクラスが1つ、聴覚障害のクラスが1つという構成で、児童数は1クラス6名程度、多くても先生1人に対して児童9名ほどの体制でした。一方、次男が入学する予定の学年は、通常級だけで90名ほどの入学者が見込まれていて、1クラス30名になるとのことでした。今通っている幼稚園は1クラス20名程度なので、実際に通常級の授業を見に行った次男は、人の多さと教室の広さに圧倒されて、顔がこわばり、体が固まってしまいました。

次男の反応が変わった瞬間

支援級の授業も見せてもらうと、人数が少なく手厚く見てもらえる分、次男は「こっちの方が落ち着いて勉強できそう」と話していました。正直、私も同じ意見でした。ただ、支援級は全学年合わせて6名ほどのクラスが2つという構成のため、同じ学年の友達がいるかどうかも分からず、いたとしても異性かもしれないし、気が合うかも分かりません。違う学年の子と仲良くなれる良さもある一方で、同学年の友達が少ないかもしれないことも伝えると、次男は「通常級がいい」と言うようになりました。

先生からもらった、判断のヒント

どちらが本人に合っているのか、なかなか判断がつかず迷っていたところ、先生から「困っていることを自分から『困っている』と伝えられるのであれば、通常級で大丈夫だと思います」と言われました。通常級は30名に対して先生が1人なので、単純計算で1/30のサポートしか受けられません。先生はどうしても「困っています」と声を上げた子から対応していくことになるため、一人で静かに困っていると、気づいてもらえないかもしれない、とのことでした。次男は、大人とのコミュニケーションは問題なく取れて、自分のしてほしいことや困っていることを訴えることができるタイプです。少し不安は残りましたが、総合的に判断して、通常級で進むことに決めました。

見学は「授業ごと」に見るのがおすすめ

今回の見学で学んだのは、支援級と通常級をまとめて比較するのではなく、教科ごとに見比べることの大切さです。支援の国語と通常の国語、支援の体育と通常の体育、というように見ていくと、教科によっては通常級で受けられそうなものもあれば、支援級の方が合っていそうなものも見えてきます。学校によっては、教科ごとに支援級と通常級を行き来できる制度があるところも多いようなので、見学の際はぜひ、教科単位で見せてもらうことをおすすめします。

将来を見据えて、通常級に慣れておく意味

もう一つ、今回考えさせられたのが将来のことです。知的障害を伴わない情緒障害の子どもたちは、将来、障害者手帳を持たない可能性が高く、一般の子たちと同じように受験をしたり、就職活動をしたりする必要が出てくることが多いようです。授業のカリキュラム自体も、通常級と同じものになります。そう考えると、将来的に社会に出て困らないように、今のうちからできる範囲で通常級に慣れておくことも大切なのかもしれないと感じました。

学校によって、サポートの手厚さが全然違う

今回いろいろ調べる中で分かったのですが、学校によっては通常級でも加配の先生をつけてもらえるところもあれば、支援級の人数が多く、学年ごとにクラスが分かれているところもあるようです。本当に、学校によってサポートの手厚さが大きく異なります。だからこそ、少しでも支援級を考えていたり、就学に不安を感じているなら、見学には絶対に行くことをおすすめします。通常級に決めていたとしても、不安な部分や気にかけてほしいことをあらかじめ先生方と共有しておくと、学校側も子どもも、お互い安心して新学期を迎えられると思います。

支援級で見た、ある光景

見学した支援級の教室で、印象に残っている光景があります。授業中、一人の児童が教室の床に寝そべって寝てしまっていました。授業に疲れたのか、その日は教室も蒸し暑くて床が冷たくて気持ちよかったのか、それとも苦手な勉強が嫌になってクールダウンしていたのか、理由は分かりません。先生はその子に声をかけてはいましたが、無理にやめさせることはせず、見守っている様子でした。通常級では、きっと許されない光景かもしれません。でも支援級は、気持ちが勉強に向けて整うまで、待ってもらえる環境なんだと感じました。

まとめ

就学先を決めるのは、本当に悩ましいことでした。それでも、次男自身の言葉、先生からのアドバイス、そして将来を見据えた視点まで、いろいろな角度から考えて決めることができたと思います。同じように就学先を悩んでいるご家庭に、少しでも参考になればうれしいです。

うちの凸凹家族、今日もなんとかなってます。

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